見積り現場取材!2024年5月23日(木)

はじめに

こんちには!岱伸塗装広報担当の大石です!
今回は25年前に壁と鉄部の塗装をしたアパートの再塗装依頼がありましたので、そのための見積作業に同行させていただきました!今回は壁と鉄部に加え、屋根についても状態確認のご依頼をいただきました。

はじめて聞く用語や、見積りを作るにあたり、なにをどのように測るのか(例えば、配管の塗装はどのように塗装面積を測るのかなど)を勉強させてもらいましたので、以下にご紹介させていただきます!

(見積のために伺った現場)

新たに知った内容

  • 「妻側」と「平側」

建物には「妻側」と「平側」というものがあります。
三角屋根の家を見て、屋根が三角形に見える方が「妻側」、台形に見える方が「平側」となります。

  • 単位

塗装する面積を測る時には、壁の縦・横の長さを測りますが、その際の単位には「ミリ」を使用します。
また表記として縦には「h(height)」、横には「w(width、wide)」を使用します。
パイプについては、パイプに糸を回し、その長さを取ります。その際には「糸」を使用します。

  • 塗装する面積の積算

窓や玄関ドア等(開口部)については、塗装する面積から除きます。

今回見積もりをする建物は、外壁にALCパネルを用いていました。
ALCパネルとは、珪石、セメント、生石灰などを主原料とし、内部に気泡を含んでいる軽量気泡コンクリートのことです。
耐久性が高く、断熱性・耐火性に優れており、軽量で遮音性も高いというメリットがあります。
他方で、つなぎ目が多い、防水性が低い、費用が高くなるなどの面もあります。
特に防水性については、塗装によって防水性を高める必要があります。
ALCパネルを使用している場合の積算については、1枚あたりの大きさを測って、それが何枚使用されているかを数えればよいため、迅速に算出することができます。

(パネル状の壁面をご覧ください)

なお、雨戸や戸袋を塗装する場合は、そのこともしっかりと控えておきます。
一般的に壁面には水性塗料、雨戸などのスチール部分には有機溶剤を使用します。
沿岸部においては、壁面についても有機溶剤を使用することもあります。

階段や手すりについても、積算単価表に基づいて算出します。

屋根について

今回のご依頼では、25年前には施工をしなかった屋根についても、状態が悪ければ塗装をしたいとのご依頼をいただきました。
状態を確認したところ、経年劣化により状態がかなり悪くなっており、お客様には塗装をお勧めすることといたしました。

(屋根の状態確認)

鉄部の錆について

赤く錆汁が流れ出ていたり、触れると粉が付くようなところは補修が必要になります。
また爆裂といって、コンクリート内部の鉄筋が錆びて膨張することにより、外側のコンクリートが浮いた状態や、もしくは鉄筋がむき出しになり崩落している状態となっていることもあります。
この場合はコンクリートを削り(斫る(はつる)というそうです)、鉄骨等のさび落とし、錆止め塗布、樹脂モルタル等で戻す、といった補修が必要になるようです。

(錆汁が赤く流れ出ている様子)

助成金の活用について

今回の現場である葛飾区では、CO2排出削減などに資するとして、断熱塗装などを行った場合に助成金が出ます。
そういった情報も頭に入れ、補助額や塗装面積などの条件を考慮して、きっちり測り、積算し、提案し、お客様のことを考えた対応することが大切です。

その他

一般的に、建物の状態が悪くなる前にメンテナンスを行う方が、費用も安価に済むとのことです。
当社ではお見積り自体については費用をいただいておりませんので、建物で気になることがあるかたは、ぜひお気軽にお声がけください(対応数が多いためお待ちいただく可能性はございます)。

まとめ

今回は塗装作業にはいる前段階の、見積作業の現場に同行させていただきました!
塗装の現場で使用するのとはまた違う用語が飛び交い、新たに覚えることが多々ありました。
今回の下見現場には、より精密に積算するために改めて伺うとのことで、実際の塗装作業に入る前にもこれだけの調査、準備があるのだなと勉強になりました。
つい、体を使う仕事と考えてしまいがちですが、頭もものすごく使って計算する仕事だということが分かってきました。
今回は新しい用語を覚えることがメインになりましたが、今後は積算方法や単価についても勉強していきたいと思います!

最後に

当社は葛飾区で長く活動しており、地域の方や行政などからもお仕事を多くいただいております。
リピーター様も多く、技術に信頼いただいているものと自負しております。
また、これまでのブログでご紹介させていただいたように、都心の大型マンションやオフィスビルなども手掛けております。
お困りごとがありましたら、ぜひ岱伸塗装にお声がけください。

また、ぜひ当社で一緒に働いてみませんか?
経験者はもちろん、未経験の方でも丁寧に指導し、いつか親方になれるくらいまでしっかりと育てていきます。
興味のある方はまずはエントリーだけでもしてみてください!

ではまた次の記事でお会いしましょう!

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